School:Carnegie Mellon University’s Tepper School of Business

こちらは、Poets&Quantsでまとめられている記事です。

Annual Tuition: $30,720
Acceptance Rate: 30.6%
Average GPA: 3.3
International: 35%
Minority: 7%
Full-Time Enrollment: 208
Female: 26%
Male: 74%
Average GMAT: 700
GPA Range (mid-80%): 2.8 - 3.8
GMAT Range (mid-80%): 640-740
Application Deadlines
Round 1: October 2nd, 2016
Round 2: January 2nd, 2017
Round 3: March 12th, 2017

同校は2012年秋に、リーダーシップおよびライティングの追加訓練を課すため、また、ファイナンス、マーケティング、オペレーションのようなコア科目をより統合された方法で教えるため、新しいカリキュラムを公開した。これらの変更は、新しい学部長が、同校のプロフィールが近年気弱な印象であり、それを向上させると宣言した取り決めにより行われた。1984年より同校の教授であった学部長のBob Dammonは、同校の強さを公表して市場に出すよう積極的な取り組みを導くこと、テッパーの設備充実を目的とした資金調達すること、比較的小規模なMBAプログラムを50％増加させ、生徒数300人にすることを宣言している。

8人のノーベル賞受賞者を輩出したビジネススクールにとって、テッパーは存在感を示すことに関して驚くほど慎重であった。Dammonが2011年5月、Dammonが学部長として任命された直後、”我々は外部の市場に多くは語ってこなかったが、私はその状況を変えていきたい。我々のプログラムの質が高いことを認めてもらうつもりであるならば、外部の人々の認識を確認する必要がある。ランキングを上げたければ、それは必要不可欠なことだ。私は出来る限り状況を可視化していきたい。”と、ウォルストリートジャーナル誌に語っている。

新しいカリキュラムには、オリエンテーションにおけるBaseCamp活動から始まり、その中で生徒たちは、ビジネスの重要分野というものが、どう総合的にまとまっているかを教わる。”Baseでは、教師陣はビジネス30,000ステップの視点を、そして、マーケティング、オペレーションがどう交わっているのかを教える。”と、DammonはPoets＆Quantsに語った。入学予定のMBA生たちは、他に、財務、マーケティング、オペレーションの視点でアマゾンを研究し、どのようにそれぞれの分野が巨大Eコーマス企業の全体戦略を支えているのかを学ぶ。そして、生徒たちがコア講義に参加した時、会社全体を健全性のために如何にそれぞれの分野が重要であるかを、またそれらの分野がどのように一体となっているかの理解する。

1年時のほとんどの時間を使うコアカリキュラムは、テッパーが3つの基礎的科学分野と表現する、経済、行動科学、数的技術における基礎から始まる。同校は生徒をセクションに分割せず、これらの全ての講義を一緒に行う。この手法が同校が小規模MBAと自らを考え、シカゴブースやMITスローンに比較して、より親密な仲間とみなす理由だ。ライバル校では、主なMBAプレイヤーにとってリソース、名声、評判が高いかもしれないが。Dammonが変えようとしていることは、テッパーには、IQは高いがEQが低いエンジニアタイプが沢山が溢れている理系学校というイメージだ。

最近のテッパーの卒業生が言うように、”クオンツに強い”という同校の評判は諸刃の剣だ。同校の3分の2の生徒は技術系バックグラウンドを持ち、MBAがおそらくビジネス、文化、企業環境に初めて触れる経験になるため、他の生徒たちの幅広いビジネス経験を引き出せない。これでは、採用担当者がテッパーを技術的役割を果たすか、バックオフィスでビジネスをサポートする役割の人材の宝庫と見る可能性がある。つまり例え生徒たちが輝かしい人材だとしても、ビジネススクールで切磋琢磨する仲間たち程よく磨かれない可能性がある。

こういった背景により、新しいカリキュラムに変更した。ベータ版は100人の2012年の卒業生およびその他関係者により試験運用された。変更概要は、生徒、卒業生、および、テッパーMBA生達のマネージメントとリーダーシップのようなソフトスキルはもっと鍛えられると考える企業の採用担当者の調査で確認が行われた。新生徒はマネージャとしての資質を測るために、9つの角度で4時間の評価が行われる。それから個人にカスタマイズしたアクションプランを取り入れら、2年間のプログラム中、1対1のコーチングを通して支える。”他校もすべてリーダーシップコースを持ち、リーダーシップを70人で座って学ぶ。しかし、我々には2年間通して、個人にカスタマイズして行われるコーチングとワークショッププログラムがある。”とDammonは言う。

同校は新しいリーダーシップとコミュニケーションのために、ベースキャンプを2週間から3週間に拡大し、各学期を1週間の半分削って7週から6週半にすることで、余白を作った。これがDammonが言う同校の一番優れている点だ。”我々はMBAに対して分析アプローチを行っている。テッパーでは、この複雑な世界と戦うために、生徒が身につけるべきスキルを与えている。これはとても重要だ。我々は厳しいプログラムなのだ。一生懸命勉強しない人には来てほしくない。この2年間のプログラムは40年のビジネスキャリアに備えるためのものだ。それがチャレンジなのだ。今日、そのために一番良い方法は、生徒たちに問題解決力を持たせ、何年も前進する力を与えることだ。だから我々は、世界を理解するためにクオンツと分析的技術を教え、世界を変えるためにリーダーシップスキルを教える。

そこは聞こえが良い。しかし、ここは真にリサーチに力を入れる学校なのだ。事実、テッパーには、ほぼ100名の生徒が学ぶビジネス領域最大の博士プログラムの1つが存在する。トップビジネススクールのどこよりも、テッパーのPhD生が教授になる割合が高いことを、Dammonは自慢している。どの年も、同校は12から15名のPhD生に対する教育費無料化、年間25,000ドルの固定給支払いを認めるつもりだ。PhD生を教育するという公約は、大まかにいって、他校がテッパーに年間6〜7百万ドルのコストをかけているということだ。

ともかく、2年時のカリキュラムが柔軟性があるため（事実上全て選択科目）、生徒たちは、既に学んだ内容を一歩進んで統合したり、興味がある分野を深めたり、マネジメント分野へ幅を広げたりする機会を持ち続ける。同校は様々な分野で120以上の選択科目を提供する。全生徒必須の集大成コースも実施する。近年、テッパーの生徒たちの選択肢は、12週間、クライアントに対して15〜18のチームで挑むA.T.カーニープロジェクトだ。デロイトコンサルティング協力による別の集大成プロジェクトは、ミレニアム世代が車に何を求めているかを見出す試みだ。

卒業三ヶ月後、2012年卒業生の92％が、採用通知を受取った。2012年卒業生の給与の中央値は、107,700ドルで、テッパー最高額を記録した。

2011年の91％と合わせ、この年の高い就職率は、不況に襲われる前の堅調な水準にもどったことを示している、とテッパー就職センターの事務局長Stephen Rakesは言う。”引き続き経済が停滞しているにも関わらず、我々の就職活動は成功と言える。テッパーの生徒たちは就職市場において、とても良い結果を出している。”とも述べた。

2012年MBA卒業生就職レポートによると、キャリアの方向性が変わっていることも明らかになった。30％の生徒が、平均給与は122,000ドルであるコンサルティングに就職した。テッパーMBA生は、また、マーケティング（25％）、ハイテク産業（21％）、医薬品およびヘルスケア産業（10％）にも就職した。”我々は、コンサルティング、テクノロジーおよびヘルスケアに強い学校として変化してきている。我々は、トップMBA校のどこよりも高い割合で医薬品業界に学校の1つである。”とRakesは述べる。

上記業界への採用が増えた一方、金融セクターへの就職は、過去40％であったところから19％に落ち込んだ。”これは全てのトップMBAプログラムにおいて起こっている変化だ。私は多くの同僚と、今は金融業界においてほとんど機会がなく、また、多くの生徒の興味も薄れていることを話している。”と、Rakesは述べた。

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